教育機関の方

森 伸一郎 教授

愛媛大学 大学院 理工学研究科 特定教授

ロマネスク建築の特徴をいち早く取り入れた地域の宝

「あの連続したアーチ(アーケード)は、いわゆるロマネスク建築の特長で、それをいち早く取り入れているということで、非常にデザイン性が優れている。それから、この水平に扁平なアーチをしたものは、力強さと現代性があり、現代的なアーチという風に言えると思います。それから、力学的な計算もきちんとできているっていう、当時の時代の先端を行くような橋だったわけです。地域の宝になるようなものなんですね。」

「注入工法って世の中にいっぱいあるのですが、IPH工法は唯一補強することができます。つまり、強度をある程度元に戻すことができるんです。」

「要するに、悪い所は元々のいいものまで上がって来るというように、元の力を復帰できるということが、学術的にも確認できたということで、ボロボロに最初は見えてたものが立派に戻り、地域の方もみんなが喜んでいるというような状況になりました。」

「コンクリートはきちんと施工していれば、実は古い物でも随分強いんです。ところが『強度が足りない、施工性能としてよくない』という所が多々あります。そういう所を補強しさえしてあげれば、十分強いものになるんです。」

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